「土木作業員の年収はどのくらいなの?」
「収入アップの方法や向いている人の特徴は?」
などと疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
土木作業員は未経験から始められ、頑張り次第で年収アップが期待できる職種です。
この記事では、土木作業員の仕事内容から年収、収入アップのポイント、求人情報の見方まで詳しく解説しますのでぜひ最後までご覧ください。
目次
土木作業員の仕事内容

土木作業員は、社会のインフラを支える現場で日々重要な役割を担っています。
インフラ整備を支える現場の仕事とは?
土木作業員の主な仕事は、道路や橋梁、上下水道などのインフラ工事です。
現場では重機の操作や資材の運搬、型枠の設置やコンクリートの打設など、幅広い作業を担当します。
作業の合間には資材の準備や現場の清掃といった付帯業務も重要です。現場ごとに作業内容は異なりますが、どの現場でも安全管理や作業の正確さが求められます。
全国の現場で幅広く活躍できる
土木作業員は、地方のインフラ整備から都市部の再開発まで、全国各地の現場で活躍できます。
就業先は多岐にわたり、短期的な現場から長期的な大型工事まで、勤務地や期間を選びやすいのが特徴です。
地元で働きたい人も、出張でさまざまな地域を経験したい人も、自分に合った働き方を選ぶことができます。
働き方や雇用形態の多様さがある
土木作業員の雇用形態は主に、正社員、契約社員、日雇いです。
- 正社員 :「安定した収入や福利厚生」が魅力
- 契約社員・日雇い:「柔軟な働き方」が魅力
雇用形態によって年収や待遇には差が生じますが、経験や資格によって昇給や待遇改善のチャンスもあります。
生活状況を考えて、どちらで働くか決めるようにしましょう。
土木作業員の年収

土木作業員の年収は、全国平均や年代、経験年数によって異なります。
ここでは、土木作業員の年収、給与体系や手当についても詳しく見ていきましょう。
全国平均は約415万円
土木作業員の全国平均年収は「約415万円」です。(厚生労働省の統計)
この金額には基本給のほか、職務手当や残業代、各種手当が含まれています。
公共工事も多く、安定した収入を得やすい職種です。
とはいえ、地域や企業規模、現場の種類によって差が出ます。
(参考情報:E-Start 賃金構造基本統計調査)
年代別の年収の変化
20代前半の土木作業員の年収は「約369万円」です。
20代後半には「約408万円」まで上昇。
30代前半では「約424万円」、30代後半では「約467万円」、40代前半は「約482万円」、と、経験を積むごとに年収が伸びる傾向です。
50代前半には「約485万円」とピークを迎えますが、50代後半になると「約436万円」となり、以降年齢とともに下がる傾向があります。
(参考情報:職業情報提供サイト jobtag)
経験年数による月収の上昇
未経験者は正直、年収が低め。
入職3年目になると初級資格も取得し、基礎的な作業をこなせるようになります。このころから、年収が上がりやすくなります。
5年、10年と経験を積むことで、難易度の高い作業やリーダー業務も任されるようになり、さらに月収・年収アップが期待できます。
年収アップにつながるポイント

土木作業員が収入を増やすためには、資格取得や役職昇進、大型現場への参加などが重要です。
資格取得でスキルを証明
資格を取得すれば、年収アップが期待できます。
自分のスキルを証明できるからです。
参考までに、下記の資格は土木業界で年収アップに繋がりやすい資格です。
- 一級・二級土木施工管理技士
- 建設機械施工技士
- 測量士、測量士補
- 技術士、技術士補
役割が広がり、管理業務も任されるようになります。
資格取得はキャリアアップに直結します。
まずは初級資格からチャレンジしましょう。
下記の記事では土木系の資格について詳しく解説しているので、こちらも合わせてチェックしてみてください。
現場リーダーに昇格
現場監督や班長などのリーダー職に昇格すると、役職手当が支給されます。
リーダー職は現場の進行管理や安全管理、作業員の指導など多くの業務を担いますが、その分収入面での優遇も受けやすいです。
キャリアアップを目指す方には大きな目標となるでしょう。
大型現場や長期案件に関わる
高速道路やダムなどの大規模工事や長期案件に参加すると、長期出張手当や日当の上乗せが受けられます。
長期間安定して働きたい人や、より高収入を目指したい人には非常に魅力的。大きな現場は作業内容も多様で、より多くの経験を積めます。
大型案件に関わりたい場合は、規模が大きい建設会社に就職しましょう。
土木作業員に向いている人の特徴

土木作業員に向いている人には、いくつかの共通した特徴があります。
- 体を動かすのが好き
- 注意深く集中できる
- 仲間と協力できる
この3つが当てはまると土木作業員はあなたの天職となるかもしれません。
詳しく見ていきます。
体を動かすのが好きな人
土木作業員の仕事は、体を動かすことが好きな人に非常に向いています。
屋外での作業が中心となるため、天候や季節の変化を感じながら働けるので、スポーツ経験者やアウトドアが好きな方には特におすすめ。
日々の作業では重い資材を運んだり、重機を操作したりと体力を使う場面が多いため、健康的に体を動かしながら働きたい方にぴったりの仕事と言えるでしょう。
注意深く集中できる人
土木現場では安全意識が何よりも重要。
危険を予知し、細かな確認作業を怠らない注意深さが求められます。
安全確認や細かい作業に集中できる人は、同僚や上司から信頼される存在になるでしょう。
ほんの少しの気の緩みが大きな事故につながることもあるため、常に集中力を保ち、慎重に仕事に取り組む姿勢が不可欠です。
仲間と協力できる人
土木作業は多くの職人やスタッフが協力して進めるため、チームワークが欠かせません。
コミュニケーションを大切にし、仲間と連携を取りながら作業を進められる人は、現場での信頼を得やすく、活躍の幅が広がります。
声をかけ合い助け合う環境の中で、協調性を持って働けるなら、土木作業員として成功できるでしょう。
求人情報を見るときの年収欄のチェックポイント

土木作業員の求人情報を確認する際は、年収欄の内容を細かくチェックすることが大切です。
ここでポイントを3つ紹介するので、参考にしてみてください。
給料の内訳を細かく確認
基本給だけでなく、各種手当や交通費が明記されているかを確認しましょう。
年収例が記載されている場合は、その内訳や条件も必ず見てください。
実際の手取りや支給額を把握するためにも、年収欄のチェックは怠らないようにしましょう。
トラブル防止にもなります。
賞与の有無を確認
年収は、賞与(ボーナス)の有無で大きく変わります。
基本的に賞与があるほうが年収が高いですが、年に何回支給されるか、どのくらいの金額かを確認しましょう。
賞与がなくても、月給が高ければ年収が高くなるケースがあるからです。
賞与は業績によって変動するため、安定した収入を希望する場合は月給の高さも重要なポイントです。
日給制・時給制・月給制かを確認
日給制、時給制は、出勤日数が収入に直結します。
月給制は、毎月の給与が一定です。
給与形態 | メリット | デメリット |
---|---|---|
日給制・時給制 | ・出勤日数が多い月はその分収入が増える ・働いた分だけ確実に給与がもらえる ・休みが少なければ高収入も可能 | ・天候や現場の都合で休みが増えると収入が減る ・収入が毎月安定しにくい ・長期休暇(GWや年末年始など)がある月は収入が大きく減ることもある |
月給制 | ・毎月の給与が一定で収入が安定する ・長期休暇や天候に左右されず安心して生活設計ができる ・福利厚生や賞与なども受けやすい | ・欠勤や遅刻が多いと控除される場合がある ・働いた日数が多くても給与は増えない ・残業や休日出勤が多いと割に合わないと感じることも |
年間を通じてどのくらいの収入になるか、見通しを持って求人情報を確認しましょう。
まとめ:収入アップや手に職を目指すなら、土木作業員という選択肢もあり【適性があるならチャレンジ!】

土木作業員は体を動かしながら安定した収入を得られる職業です。
経験や資格取得によって年収アップも目指せます。
全国各地で活躍でき、働き方や雇用形態も多様です。求人情報を見る際は年収や手当の詳細をしっかり確認しましょう。
興味や適性がある方は、ぜひチャレンジしてみてください。
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