求人を書くとき、こんな悩みはありませんか?
「他社と差別化できない…」
「求人を出しても応募が来ない…」
「何を書けば響くのかわからない…」
結論から言うと、読み手のことを考えて求人票を書くのがコツです。
とはいえ、なかなか想像できない方も多いと思います。
そこで本記事では、求職者に選ばれる「伝わる求人票の書き方」を8つお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
伝わる求人票の書き方8選【基本編】

基本的なポイントから解説します。
ここを押さえないと、どんなにデザインを頑張っても見てもらえません。
ぜひ参考にしてみてください。
求めるターゲットを明確にする
曖昧なターゲット設定は失敗の元です。
- 経験者が欲しいのか
- 未経験者でも大丈夫なのか
- 資格は必要なのか
- 年齢制限はあるのか
ここを明確にしないと、誰も応募しません。
理由は簡単で、応募者は「自分に合うかどうか」を最初に判断するからです。
明確なターゲット設定は、実は応募者のためでもあります。
5W1Hで書く
情報の整理には5W1Hが基本です。
いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように。この要素が揃っていると、読み手はイメージしやすくなります。
勤務場所、勤務時間、担当業務、なぜその仕事が必要なのか。全部書きましょう。
情報が足りないと、応募者は不安になって他に流れてしまうので注意してください。
仕事内容を具体的に書く
「造園作業をお任せします」などと書いてませんか?
これでは抽象的すぎです。
どんな現場で、どんな植物を扱って、どんな道具を使うのか。
具体的に書かないと、応募者は働くイメージが湧きません。
下記のように未経験者に向けて詳しく書きましょう。
- 庭木や街路樹の剪定・伐採・植栽作業
- 芝張りや除草、散水管理などのメンテナンス業務
- 外構工事(フェンス・ブロック・石組み・土間工事)など、環境づくりに関わる施工
- 四季ごとに花壇や植栽の入れ替えを行う作業もあり
現場の雰囲気とか、1日の流れも書いておくと親切です。
給与を具体的に明示
給与の話を曖昧にしないようにしましょう。
最低でも下記は全部明記してください。
- 基本給はいくらか
- 手当はどのくらいか
- 残業代はちゃんと出るのか
- 昇給はあるのか
- 賞与は何ヶ月分なのか
お金の話を濁すと、「何か隠してるんじゃないか」と思われます。
信頼関係を築くには透明性が大事です。
勤務時間や休憩時間、休日を明確にする
労働条件も非常に重要です。
ここが曖昧だと、入社後のミスマッチが起き、お互いのためにならないからです。
少なくとも下記は書いておきましょう。
- 始業・終業時刻
- 休憩時間
- 休日の形態
- 残業はどのくらいあるのか
- 繁忙期と閑散期で変わるのか
マイナスなことでも最初から正直に書いておけば、ミスマッチを防げます。
待遇や福利厚生を明確にする
社会保険、交通費、制服貸与、各種手当など、福利厚生は働く上で重要な要素です。
会社独自の制度があるなら、それも魅力の1つになります。
研修制度や、資格取得支援などは大きなアピールポイントです。
将来性を感じられる内容があると、応募意欲が上がるでしょう。
研修や資格取得支援の有無を明示
専門職だからこそ、成長できる環境があるかは重要です。
未経験者にとって研修制度は絶対必要ですし、有資格者にとっても新しい資格にチャレンジできる環境は魅力的です。
支援制度や手当があるなら積極的にアピールしましょう。
選考の流れを明確にする
選考フローが不透明だと、応募をためらう人も多いです。
エントリーから面接、合否通知までの流れを時系列で説明してください。
必要な書類、面接回数、結果通知の時期も書いておくと親切です。
不安要素を減らすことで、応募のハードルが下がります。
他社求人と差がつく!ワンランク上の求人票作成術

基本を押さえたら、次は差別化です。
他社との違いを作れるかどうかが勝負ですので、参考にしてみてくださいね。
宣伝・売り文句でアピール
自社の強みを端的に表現しましょう。
「地域密着30年の安定企業」、「職人スキルが一生の財産になる」など。
印象に残るキャッチコピーがあると、記憶に残ります。
埋もれる求人票から脱却する第一歩です。
ストーリーを盛り込む
単調な業務説明だけじゃ面白くありません。
実際に働いている人のエピソード、入社後の成長ストーリーなど、具体的な人物像が見えると応募者も自分の将来を重ねやすくなります。
感情に訴える文章の威力は絶大です。
応募のハードルを下げる
「職場見学歓迎」「履歴書不要」「未経験OK」など、応募しやすい環境を作りましょう。
「まずは相談だけでもOK」という姿勢を見せると、応募者の心理的負担が軽くなります。
最初の一歩が踏み出しやすくなるので、応募者増が期待できるでしょう。
レイアウトやデザインにこだわる
レイアウトやデザインにはこだわりましょう。
情報がごちゃごちゃしていたら、読む気がなくなるからです。
例えば下記を意識しましょう。
- 見出しの使い分け
- 写真の配置
- 色の使い方
- スペースを挟む
今はスマホで求人を見る人が多いので、モバイルでも見やすいデザインにするのがポイントです。
社内の雰囲気がわかる写真を使う
文章だけじゃ伝わらない雰囲気も、写真なら一発で伝わります。
実際に働いている人、現場の様子、オフィスでの打ち合わせなど。
リアルな写真の方が信頼性も上がるので、必ず掲載するようにしましょう。
SNSや動画リンクを設置し+αで情報発信
InstagramやYouTubeで日常を発信しているなら、そのリンクを貼りましょう。
より深く会社のことを知ってもらえるからです。
動画だと雰囲気も伝わりやすいので、使わない手はありません。
求人票を書くときのNG項目

求人票を書く際は、実は法的にもリスクがあります。
これをやったらアウトという項目を押さえておきましょう。
性別を制限・差別するような内容
性別で募集を限定するのは基本的にNGです。
「男性限定募集」「女性のみ歓迎」などは、よっぽどの職務要件がない限り認められません。
採用現場もどんどんジェンダーレス社会になっています。
公平な採用=すべての応募者に同じチャンスを。という流れが広まっています。
決して性別で線引きしないようにしましょう。
(参考:厚生労働省「男女均等な採用選考ルール」)
年齢を制限・差別するような内容
年齢制限も原則禁止。若手歓迎も厳密にはグレーです。
年齢に関係なく、能力で判断する姿勢を見せましょう。
その人の力で採用する企業は今や当たり前になってきています。
どうしても年齢要件が職務上必要な場合でも、その理由をきちんと明示しましょう。
(参考:厚生労働省 募集・採用における年齢制限禁止について)
人種や出身地域、身体的特徴や障がいなどを差別する内容
言うまでも無いかもしれませんが、差別的な表現は絶対にNGです。
社会的にも問題になりますし、企業イメージにも関わります。
公正な採用を徹底してください。
(参考:公正な採用選考の基本)
虚偽の内容
嘘は、どんな理由があっても絶対NGです。
実際と違う条件や待遇、会社説明をした場合、入社後のトラブルは避けられません。
企業の信頼=採用の生命線。つまり、信頼を失ったら終わりです。
書類でもWebでも、本当のことを誠実に伝えましょう。
権利を侵害するような内容
著作権、肖像権、プライバシー権。第三者の権利を侵害する内容は使わないでください。
特に写真や動画は注意が必要です。
バズる素材だからといって勝手に使うのは絶対NGです。
万が一トラブルになったら、企業イメージにも大ダメージですので許可を取ってから使いましょう。
まとめ:求人票の書き方を覚えてさっそく実践しよう

求人票で大切なのは、読み手目線で書くことです。
自社の魅力を伝えつつ、応募しやすい環境を作り、法的なルールも守りながら、差別化を図りましょう。
また、正直で誠実な情報発信が、最終的には信頼につながります。
写真やSNSも活用して、リアルな魅力を伝えましょう。
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東京農業大学卒業後、名古屋市内の造園会社に就職。 公園の設備工事から国交省事業の国道整備工事における土木及び街路樹等の植 栽工事に現場代理人として携わる。
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