「CADオペレーターの仕事内容は?」

「どんなスキルが必要なのかな?」

「自分が向いているかも気になる」

 

などと考えている方は多いでしょう。

 

日本の建設業界や製造業では、デジタル化の進展や労働力不足の影響から、CADオペレーターの役割がますます重要視されています。

 

この記事では、CADオペレーターの仕事内容、必要なスキル、向いている人まで徹底解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。




目次

CADオペレーターとは

CADオペレーターは、CAD(ComputerAidedDesign)ソフトを使い、建築物やインフラ、機械部品などの設計図面を作成する専門職です。

建設業、製造業、インテリア、土木、電気など幅広い分野で活躍しており、国土交通省や経済産業省もデジタル人材育成を強化しています。

設計者やエンジニアのアイデアを2D・3Dの図面として具現化し、現場の安全性や効率性に直結する重要な役割を担っています。

CADオペレーターの主な仕事内容

CADオペレーターは設計者やデザイナーの指示を受け、CADソフトで正確な図面を作成します。

単なる作図だけでなく、設計変更や修正、法規制への対応も行います。

最近では、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)や3DCADの普及により、より高度な知識と技術が求められています。

図面の品質は工事や製造の安全性・効率性に直結し、社会的責任も大きい職種です。

また、図面の正確さや分かりやすさが重視されるので、設計変更や修正にも迅速に対応しなければなりません。

建築基準法や各種技術基準を遵守し、設計者や現場担当者と連携しながら品質管理や工程管理にも関わります。

CADオペレーターが作成する設計図・図面

CADオペレーターは各分野によって、作成する図面や設計図が変わります。

分野主な図面の例特徴
建築分野建物の設計図意匠図(平面図・立面図・断面図)、構造図など、建物の間取りや外観、構造を示す図面
土木分野道路や橋梁の図面道路線形図、橋梁一般図、断面図など、インフラの設計・施工に必要な図面
設備分野空調や配管の図面空調換気設備図、給排水衛生設備図、電気設備図など、建物内の設備や配管のレイアウトを示す図面
機械分野部品や装置の設計図部品図、組立図(アセンブリ図)、製作図など、機械や装置の寸法や仕様を細かく示す図面

 

建築や土木、設備、機械の各分野では、図面は単なる「設計のための画」ではなく、関係者全員が共通の理解を持つためのものであり、品質や安全基準を満たすものでなければなりません。

各分野の図面は、ものづくりや社会基盤の整備・維持に役立たせなければならないため、専門的な知識や実務経験に基づき作成されます。

インフラ老朽化対策や省エネ推進が国策として進んでいることもあり、各分野で専門性の高いCADオペレーターの需要が高まっています。

CADオペレーターの1日の流れ

CADオペレーターは下記のような流れで仕事を行います。

CADオペレーターの1日(一例)

時間帯主な業務内容
朝(出社後)打ち合わせ・設計者とのミーティング
午前CADソフトによる図面作成・修正
午後進捗確認・品質チェック
納期前残業・休日出勤

このように、CADオペレーターは打ち合わせから始まり、図面作成や修正作業、午後の進捗確認や品質チェックを繰り返します。

また、納期前には残業や休日出勤もあります。

昨今では、働き方改革の影響で労働時間管理も重視され、テレワークやフリーランスも増加しています。

CADオペレーターと設計者・デザイナーとの違い

設計者やデザイナーは、全体の設計方針やコンセプト、機能・美観を考えます。

一方、CADオペレーターはその設計方針に基づき、現実的かつ技術的に実現可能な図面を作成します。

法規制や業界基準の理解も不可欠で、設計者と密接に連携しながら品質向上や効率化を図っています。

分野別:CADオペレーターの仕事内容と必要な知識

冒頭で、CADオペレーターの主な仕事は「CADソフトを使った図面作成・修正」とお伝えしました。

とはいえ、建築、土木、設備、機械、インテリアなど分野ごとに必要な知識や技術が異なります。

詳しく見ていきましょう。

建築CADオペレーターの仕事

建築CADオペレーターは、建築設計事務所や建設会社で、住宅やビル、公共施設などの建築物の設計図面を作成します。

設計士や建築士が描いたラフスケッチや構想をもとに、建築物の設計図面をCADソフトで作成します。

その際、建築基準法や消防法、耐震基準などの法規制を厳守しながら、詳細な図面を仕上げていくことが求められます

平面図・立面図・断面図・詳細図など多様な図面を扱い、設計変更や修正にも迅速に対応しなければなりません。

建築材料や構造、施工方法の基礎知識、建築図面の読み方、作成ルールの理解が不可欠です。

内装CADオペレーターの仕事

内装CADオペレーターは、インテリアデザイン会社や家具メーカーなどで、室内空間や家具の図面を作成します。

内装デザイナーや施主の要望をもとに、空間のレイアウトや家具配置、照明計画などをCADで図面化します。

人間工学や施工方法、住宅性能表示制度、省エネ基準などの知識も必要です。

特にVectorworksやAutoCADなど、インテリア業界でよく使われるCADソフトの操作スキルが求められます。

デザイン性と機能性を両立させるため、細部まで配慮した図面作成が重要です。

土木CADオペレーターの仕事

土木CADオペレーターは、土木設計事務所や建設コンサルタント会社で、道路・橋梁・トンネル・ダムなどのインフラ設計図面を作成します。

土木設計技術者が作成した設計計算書や構造図を基に、地形や地質、材料の特性を考慮しながら図面を作成します。

安全性や耐久性、施工性・保守性を重視し、国土交通省のインフラ長寿命化政策や防災対策にも対応した設計が求められます。

土木工学の基礎知識や、土木図面特有の表現方法、関連法規の理解が必要です。

設備CADオペレーターの仕事

設備CADオペレーターは、設備設計事務所や建設会社で、建築物の空調・給排水・電気・ガスなどの設備図面を作成します。

設備設計技術者が作成した設備計画や機器リストをもとに、建築図面との整合性を保ちながら、設備機器の配置や配管ルートを最適化します。

省エネルギー基準や電気事業法などの法規制、スマートシティ推進など最新の業界動向にも対応する必要があります。

設備工学や配管・電気配線の知識、各種設備図面の作成ルールが求められます。

造園CADオペレーターの仕事

造園CADオペレーターは、造園設計事務所や外構工事会社で、庭園や公園、外構(エクステリア)の設計図面を作成します。

造園デザイナーや設計者のイメージをもとに、植栽計画や園路、池、照明などの配置をCADで図面化します。

植物の種類や生育環境、景観設計、土壌や排水の知識など、造園特有の専門知識が必要です。

公共工事では、都市緑化や環境配慮の観点から関連法規やガイドラインも理解しておく必要があります。

造園CADオペレーターは、自然と調和した空間づくりを技術面から支える重要な役割を担っています。

昨今のCADオペレーターの働き方

働き方改革やデジタル人材育成政策の推進により、CADオペレーターの働き方は大きく変化しています。

国土交通省や経済産業省は、建設業や製造業のデジタル化・BIM導入を後押しし、企業側でもテレワークや柔軟な雇用形態の導入が進んでいます。

こうした背景から、CADオペレーターは従来のオフィス勤務だけでなく、在宅ワークや副業など多様な働き方が可能な職種として注目されています。

勤務先と働く環境

CADオペレーターの勤務先は、建築設計事務所や建設会社、製造業、インテリア会社、設備設計事務所など幅広い分野に及びます。

近年は、国の「働き方改革実行計画」により、労働環境の改善やデジタルツールの導入が加速。クラウド型CADやBIMソフトの普及で、在宅勤務やリモートワークも現実的な選択肢となりました。

特に女性や子育て世代の就業継続を支援するため、ワークライフバランスに配慮した職場づくりや柔軟な勤務時間制度を導入する企業が増えています。

働き方の多様性(正社員・派遣・在宅など)

CADオペレーターは、正社員、派遣社員、フリーランス、在宅勤務など多様な雇用形態で働くことができます。

国のテレワーク推進や副業解禁政策の影響で、複数の企業や案件を掛け持ちする働き方も広がっています。

実際の求人でも「CADオペレーター+事務」「CADオペレーター+経理補助」など、CADスキルに加えて他分野の業務を兼任するケースが増加傾向です。

また、BIMや3DCADなど最新技術に対応できる人材は、より高い待遇や柔軟な働き方を選びやすくなっています。

人材不足や労働人口減少の影響もあり、経験者やスキルの高い人材は引く手あまたの状況です

CADオペレーターのやりがい・魅力

CADオペレーターは、ものづくりの現場で活躍できるだけでなく、社会や産業の基盤を支える重要な役割を担っています。

ここではCADオペレーターのやりがいや魅力についてお伝えしてきます。

ものづくりの現場で活躍できる

CADオペレーターは、自分が携わった図面をもとに建物や製品が完成し、それが社会で利用されている様子を目にしたとき、大きな達成感と誇りを感じられます。

例えば、道路や橋梁、公共施設、防災設備などの図面作成を通じて、多くの人々の生活や安全を支えることができるため、社会的意義の高い仕事と言えるでしょう。

スキルアップできる

CADオペレーターは、日々の業務を通じて専門スキルや知識を磨き続けることができます。

設計者やエンジニアと連携しながら、より高度な図面作成や設計補助に携わることで、実務経験を積み、設計者やBIMオペレーターなどへのキャリアアップも目指せます。

また、「CAD利用技術者試験」や「建築CAD検定試験」などの資格取得や、業界団体が主催する研修制度を活用することで、スキル証明や待遇向上につなげることも可能です。

新しい技術やソフトウェアの習得も評価されやすく、努力がそのままキャリアや収入に反映されやすい職種です。

達成感・社会貢献性が大きい

CADオペレーターは、設計者や現場担当者などと協力しながら、複雑な図面を完成させます。

自分が作成した図面が社会インフラや産業基盤の一部となることで、社会に貢献している実感を得られます。

また、仕事をやり遂げたときの充実感や、関係者と達成感を分かち合えることも大きな魅力。

自分の仕事が多くの人の役に立ち、社会に残るという実感は、次の仕事へのモチベーションにもつながります。

CADオペレーターになるには

CADソフトの操作スキルや製図知識が必要です。

資格取得は必須ではありませんが、国や業界団体が認定する資格を取得すると就職・転職に有利です。

未経験からCADオペレーターになる方法

独学やスクール、職業訓練でCADソフトの基礎を学びます。

ポリテクセンターなど職業訓練校ではCADオペレーター養成コースがあり、実践的なスキルを身につけられます。

資格取得を目指すことで、就職活動時のアピール材料になります。

年齢制限はある?何歳からでもなれる?

年齢制限は特にありません。

ミドル世代やシニア世代の再就職やキャリアチェンジも支援されています。

学習意欲とスキルがあれば、幅広い年齢層が活躍できます。

必要な資格・スキルの身につけ方

CADの代表的な資格は下記のとおり。

  • 建築CAD検定試験
  • 2次元CAD利用技術者試験
  • 3次元CAD利用技術者試験
  • CADデザインマスター認定試験
  • CADアドミニストレーター
  • オートデスク認定資格
  • Vectorworks操作技能認定試験

などなど、CAD資格はたくさんあり、分野や企業によって必要な資格も変わってきます。

なお、下記の記事ではエクステリアCADオペレーターの資格について解説しています。

建築系CADオペレーターの資格は下記の記事で解説しています。

どの資格を取るか迷う方は、参考にしてみてください。

独学・スクール・職業訓練の特徴と選び方

独学、スクール、職業訓練校の特徴は下記のとおり。

学び方特徴・メリット注意点・向いている人
独学(自習)自分のペースで安く学べる。教材や方法も自由に選択できる。計画的な管理や自律が必要。基礎がある人向き。
専門スクール講師の直接指導があり、疑問点がすぐ解決しやすい。仲間もできる。費用負担が大きい。サポート重視の人向き。
職業訓練校費用が安く就職直結の実践スキルが学べる。就職支援も充実。入校時期・選考あり。実務志望の人向き。
 

 

自分に合った学び方を選ぶには、目的や生活スタイル、予算、学びたい内容、サポートの有無を考えましょう。

時間的・金銭的コスト、サポート体制、モチベーションの維持しやすさ、就職への近道かどうかなども基準になります。

「短期間で専門資格を取りたい」なら職業訓練、「じっくり基礎から学びたい」ならスクールがおすすめです。

「自分だけのペースを重視」なら独学が向いています。ただし、自分で計画的な学習計画を立てる必要があるので難易度は高め。

それぞれのメリット・デメリットを比較し、自分の目標とライフスタイルに最も合う方法を選ぶことが成功へのポイントです。

各学び方の特性をよく理解して、自分らしいキャリアアップの方法を見つけてください。

CADオペレーターに向いている人

CADオペレーターに向いている人は下記のとおり。

  • 細かい作業が得意で几帳面な人
  • 集中力がある人
  • ものづくりに興味がある人
  • 論理的な思考ができる人
  • コミュニケーション能力が高い人

1つずつ解説します。

細かい作業が得意で几帳面な人

細かい作業が得意で几帳面な人はCADオペレーターに非常に向いています。

CADオペレーターの仕事はミリ単位の精度が要求される図面作成が中心であり、わずかなミスが大きなトラブルにつながるからです。

例えば、寸法の記載ミスや線のずれがあると、施工現場で部品が合わない、工事がやり直しになるといった問題が発生します。

だからこそ、細部まで注意を払い、正確に作業できる人は現場からも信頼される存在になれます。

集中力がある人

長時間の作業でも集中力を切らさず、細部までこだわれる人はCADオペレーターに適しています。

理由は、図面作成や修正作業は単調に見えても、常に高い集中力を維持しなければミスが生じやすいためです。

同じ作業を何時間も続ける中で、一瞬の気の緩みが重大なミスにつながることがあります。

したがって、集中力を保ち続けられる人ほど、安定して高品質な成果を出せる職種です。

ものづくりに興味がある人

ものづくりに興味がある人もCADオペレーターに向いています。

CADオペレーターは、実際に存在しないものを図面で表現し、完成品のイメージを形にする工程を担います。

建築やインテリア、機械などの分野で、自分が描いた図面が実際の建物や製品として完成し、多くの人の役に立つ場面に立ち会えます。

ですので、図形や空間のイメージを楽しめる人は、仕事にやりがいを感じやすいといえます。

論理的な思考ができる人

論理的な思考ができる人は、CADオペレーターとして活躍しやすいです。

設計意図や指示内容を正しく理解し、複雑な構造や要件を整理して図面に落とし込む必要があるからです。

例えば、設計者から与えられた条件をもとに、どのような図面構成が最適かを論理的に考え、ミスなく作業を進める場面が多くあります。

理論的に筋道を立てて考えられる人ほど、現場で頼りにされる可能性が高いです。

コミュニケーション能力がある人

コミュニケーション能力が高い人もCADオペレーターに向いています。

理由は、設計者や現場担当者などと連携しながら仕事を進め、相手の意図を正確にくみ取って図面に反映する必要があるからです。

例えば、設計変更や不明点があった場合、質問や相談を行い、誤解のない図面を仕上げることが求められます。

円滑なコミュニケーションと柔軟な対応力が、現場全体の品質や効率に直結すると言えるでしょう。

CADオペレーターの年収・キャリアアップについて

年収やキャリアアップは経験やスキル、勤務先によって大きく異なります。

年収の目安

厚生労働省の「jobtag」によると、CADオペレーターの平均年収は453.8万円です。

未経験者や20代のうちは、300万円前後からのスタートが多いですが、経験や資格、専門性を高め、年齢が上がるにつれて600万円以上も目指せます。

経験やスキル、勤務先によって幅がありますが、スキルアップや資格取得、専門分野での実績が年収アップに直結します。

年収を上げるために必要なこと

年収を上げたい場合、まず専門性の高い分野で経験を積むことが重要です。

実務経験が長くなるほどスキルや知識が深まり、より高度な業務や責任あるポジションを任されるようになるため、自然と年収も上がりやすくなります。

また、3DCADやBIMなど新しい技術を習得するのも大切。

3DCADやBIMなどの先端技術は今後の需要が高く、操作できる人材は希少性が高いため、市場価値が上がりやすいからです。

複数のCADソフトを使いこなせるスキルも、幅広い案件や企業で評価されます。

設計者・管理職へステップアップも必要

CADオペレーターとして実務経験を積み、設計者や管理職へステップアップすると、業務の幅や責任が大きくなります。

設計職では図面作成だけでなく、設計全体の計画やクライアントとの打ち合わせ、仕様決定など、より高度な業務に関わることができます。

管理職やリーダーになると、進行管理やメンバー育成、品質管理などマネジメント業務も担当します。

こうした上位職は、専門性やマネジメント能力が評価されるため、基本給や手当、賞与などの待遇が大きく向上しやすくなります。

実際に、設計者や管理職へキャリアアップした人は年収が上がるケースが多く、より安定した収入や高い報酬を得られます。

CADオペレーターの将来は明るい

CADオペレーターの将来性は明るいと言えます。

その理由は下記のとおり。

  • 国の直轄工事でBIM/CIMの原則適用が始まったから
  • AIや自動化が進んでいるとはいえ、高度なスキルは必要だから
  • 「+α」のスキルが求められキャリアの多様化が進むから
  • 公共事業の現場でBIM/CIM対応できないと、仕事の幅が狭まるから

1つずつ解説します。

国の直轄工事でBIM/CIMの原則適用が始まったから

2023年4月から、国土交通省が発注する直轄工事(道路、河川、ダムなどの公共事業)でBIM/CIMの原則適用がスタートしました。

従来の2D図面ではなく、3次元モデルを活用した設計・施工・管理が基本となり、関係者間でデータを共有しながら業務を進めることが求められています。

この流れを受けて、3DCADやBIMを使いこなせる人材の需要は今後ますます高まると見込まれています。

AIや自動化が進んでいるとはいえ、高度なスキルは必要だから

AIや自動化技術の進展により、単純な図面作成やトレース作業は今後AIが担う割合が増えていくと考えられています。

しかし、設計者の意図や細かなニュアンスをくみ取り、複雑な設計変更や現場との調整、関係者とのコミュニケーションが必要な業務は、現時点ではAIだけで代替することは難しい状況です。

したがって、CADオペレーターには今後、より高度な設計スキルや現場対応力が求められるようになります。

「+α」のスキルが求められキャリアの多様化が進むから

今後は、単にCADソフトを操作できるだけでなく、3DCADやBIMの活用、設計者や現場との連携、ITツールの活用力など「+α」のスキルが求められる傾向が強まっています。

実際の求人でも、CADオペレーターに事務や経理補助、マネジメント業務などを兼任できる人材を求めるケースが増えています。

公共事業の現場でBIM/CIM対応できないと、仕事の幅が狭まるから

BIM/CIMの原則適用が進むことで、BIMや3DCADに対応できないと、多くの公共事業や大型案件に携われなくなるリスクも高まっています。

今後は、BIM/CIMの知識や実務経験が、建設・土木分野のCADオペレーターにとって必須条件となりつつあります。

まとめ:自分らしいキャリアをCADオペレーターで実現しよう

CADオペレーターは、国のデジタル人材育成政策や産業振興策のもと、建築・土木・設備・機械など多様な分野で活躍できる専門職です。

未経験からでも挑戦でき、資格取得やスキルアップで年収やキャリアアップも目指せます。

ものづくりの現場を支え、社会に貢献できるやりがいのある仕事です。将来性も高く、長く安定して働きたい方におすすめです。

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氏永 勝之
監修者 smileグループCEO
株式会社ガーデンメーカー 代表取締役
愛知農園植木苗木株式会社 専務取締役
一般社団法人ガーデンビジネス協会 代表理事
氏永 勝之

愛知県稲沢市生まれ。稲沢市が「日本四大植木産地」であることもあり、幼少期か ら植木に囲まれて成長。
東京農業大学卒業後、名古屋市内の造園会社に就職。 公園の設備工事から国交省事業の国道整備工事における土木及び街路樹等の植 栽工事に現場代理人として携わる。

執筆者 ダーチー

工場に勤務しながらWebライターをしているダーチーと申します。これまで、建設業や製造業、物流業、飲食店のアルバイトまで経験しました。