働く環境を大きく変えられるだけでなく、スキルアップなどのメリットも大きい転職活動。
そろそろ転職をしてみたいと思っても、「転職活動は初めてで何から行えば良いか分からない」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
転職はただ求人を探して面接を受けるだけでなく、事前の準備が大変重要です。
この記事では、初めて転職活動を行う際に気をつけたいことや、転職活動の流れについて詳しく解説します。
初めての転職活動での失敗例や良くある質問についても紹介しているので、転職を検討している方はぜひ参考にしてください。
目次
初めての転職で知っておきたい2つのこと

転職をしようと思ったらいきなり求人を探すのではなく、まずは流れについて把握する必要があります。
転職は在職中に行われることがほとんどなので、事前のスケジュール決めがとても重要です。
ここでは、転職の流れや期間・準備するものについて紹介します。
【 知っておきたいこと その1】転職の流れと期間

主な転職の流れは以下の通りです。
細かな変更はあるものの、大体この通りに進むと考えて良いでしょう。
1.志望業界を決め、スケジュールを立てる
2.求人情報を集める
3.職務履歴書などの応募書類を作成する
4.応募・面接
5.入社準備や退職交渉
転職活動に必要な期間はおよそ3ヶ月程度と言われています。
仕事をしながらの転職活動は、思ったよりも負担が大きい行為です。
自己分析や職務履歴書の作成など1つ1つに時間をかけすぎると、スケジュールが押して転職が失敗する原因にもなってしまいます。
完璧を目指さず、面接の練習や応募企業の選定などを優先しましょう。
また初めての転職に不安を感じている場合は、転職エージェントの活用もおすすめです。
転職エージェントにサポートを依頼すると、求人情報の紹介や面接対策などを行ってもらうことができ、転職活動が成功しやすくなります。
転職初心者は、応募前の業界選びやスケジュールの作成段階で躓いてしまうことも多いです。
特に仕事と転職活動の両立を不安に感じている場合は、転職エージェントに登録してみると良いでしょう。
【 知っておきたいこと その2】 転職活動をはじめる前に準備するもの

次に、転職活動時に必要なものを紹介します。
転職活動をはじめると忙しくなってしまいますので、なるべく活動をはじめる前に準備しておきたいですね。
【活動前に用意するもの】
・職務経歴書や履歴書などの書類
・ポートフォリオ
・クリアファイルや筆記用具
・印鑑
・証明写真
・移動費や生活費などの準備金
【面接当日役立つもの】
・職務経歴書や履歴書などのコピー
・応募先の企業の情報
・モバイルバッテリー
・手鏡
交通費や身だしなみを整えるためのお金など、転職活動は思ったよりもお金がかかることが多いです。
転職活動をはじめる前に、活動資金としてお金を準備しておくと安心です。
また面接当日は、企業の情報の準備を忘れないようにしてください。
面接当日は交通機関の遅れなど、どのようなトラブルが起こるか分かりません。
緊急時に備えて、担当者の名前や連絡先などを必ず手帳にメモしておきましょう。
さらにスマートフォンのバッテリーが切れることで、担当者と連絡が取れなくなったり、地図を確認できず道に迷ったりしてしまうかもしれません。
いつでも充電ができるモバイルバッテリーも1つ用意しておきたいですね。
初めての転職での良くある4つの失敗例

初めての転職では、仕事との両立やスケジュールの立て方で失敗してしまうことも多いです。
ここでは4つの失敗例を紹介しますので、ぜひ一度目を通して転職活動に活かしてください。
応募企業が多すぎたり、少なすぎたりしてしまう

転職活動時にありがちな失敗が、応募企業数を絞りすぎたり、応募し過ぎたりしてしまうことです。
転職活動の際の内定承諾期間は、1週間程度と思ったより短いことが多いです。
受かった会社に決めれば良いだろうと1つずつ選考を受けていると、複数社の比較ができず入社後にギャップを感じる原因となってしまいます。
また受験する企業数が多すぎることは、転職活動の行き詰まりにもつながります。
スケジュールを詰め込みすぎると、面接対策に充分な時間を割くことができないだけでなく、仕事に影響が出る可能性も高いです。
受験する企業は、8社程度を目安に決めると良いでしょう。
転職さえすれば良いと思い、入社後のことに意識が向いていない

「現在の仕事が辛く、一日も早く違う職場に移動したい」と考えていると、転職することだけに意識が向いてしまいがちです。
内定をもらうことだけがゴールとなってしまうと、入社後のことを全く考えていないまま転職活動を進めるため、入社後にギャップやミスマッチを感じる大きな原因となります。
違う会社に移りたいからといった気持ちだけで転職活動を行わず、入社後にどうなりたいのかを考えて企業選びを行いましょう。
転職先が決まる前に退職してしまう

また、内定が出る前に退職してしまうことも転職活動に失敗する原因の1つです。
選考が進むともう大丈夫だろうと思い退職したくなるかもしれませんが、選考がどうなるかは内定が出るまで分かりません。
退職したにも関わらず内定が出ないと、強い焦りや不安を感じてしまいます。
退職手続きは、転職する会社が決まってから行うことをおすすめします。
条件が合わないのに入社を決めてしまう

転職活動が思ったように進まないと、内定が出た会社ならどこでも良いと思ってしまうかもしれません。
しかし給料などの条件が合わないままの入社は、入社後にミスマッチを感じる原因になります。
面接で引っかかった点がある場合や、納得できない条件がある場合はそのまま内定を受けず、確認してから入社するように気をつけてください。
なお転職エージェントにサポートを依頼している場合は、年収交渉のタイミングなどの相談に乗ってもらうことも可能です。
初めての転職に関するFAQ

ここまで、転職の流れや失敗例について紹介しました。
最後に、初めての転職活動に関する質問と答えを紹介します。
在職中に転職活動をする際に気をつけることは?

働きながら転職活動を続ける際に気をつけたいことは、主に以下の2つです。
・スケジュールを詰め込みすぎない
・会社の人に転職を考えていることが分からないようにする
複数の企業を受験しようと面接の予定を詰め込み過ぎると、準備に充分な時間が確保できないまま選考を受けることになってしまいます。
しっかりとスケジュール管理を行い、無理のない予定を立てて行動しましょう。
また会社の人に転職活動をしていることがばれてしまうと、人間関係の悪化につながることがあります。
転職活動と仕事の両立が大変だと誰かに話したくなるかもしれませんが、転職活動をしていることは例え同僚でも言わない方が良いでしょう。
またSNSへの転職関連の書き込みも控えることをおすすめします。
会社の人に転職がばれないか不安。対策方法を知りたい
転職を検討していることは、転職サイトの画面を覗かれるなど些細なことでばれてしまうことも多いです。
転職活動がばれないようにするためには、以下のような点に気をつけましょう。
・商業施設のトイレなどで面接用のスーツに着替える
・転職サイトに登録するメールアドレスは、会社のアドレスではなく個人のものを使用する
・選考を受けている企業から電話がかかってきた場合は、人がいない所で出る
また会社のパソコンや支給されたスマートフォンで転職サイトを閲覧すると、広告に転職サイトの案内が表示されやすくなり、転職を検討していることが分かってしまいす。
休憩時間に転職サイトを閲覧する時も、周囲に人がいないか確認してからページを開いた方が良いでしょう。
面接で聞かれることが多い質問は?

転職の面接では、主に以下の4つの質問を聞かれることが多いです。
・志望理由
・転職理由
・入社後やりたいこと
・経験やスキル
どの質問も聞かれる可能性が高いため、必ず回答を考えておきましょう。
また異なる業界や職種への転職では、「今までの経験やスキルをどの様に活かすことができるか」についてを質問されることがあります。
例え全く異なった仕事でも、繋げられそうな点を見つけてアピールすることが重要です。
社歴が短いことは不利になる?
確かに在籍期間が短いと「内定を出してもすぐに辞めてしまうのではないか」と考える人事担当者も多いです。
退職理由に止む終えない事情がある場合は、嘘をつかず正直に伝えましょう。
また退職理由を転職先の会社でのやりたいことに繋げられると、面接官に良い印象を与えることに役立ちます。
初めての転職活動は事前の準備が重要

この記事では、初めての転職活動を行う前に知っておきたい流れや良くある失敗について紹介しました。
転職活動は意外とやるべきことが多く、仕事と両立しながらの転職活動は特に時間がかかります。
初めての転職活動で特に重要なポイントは、無理のないスケジュール立てと事前の準備です。
転職エージェントなどの便利な制度を活用しながら、納得のいく転職活動ができるように計画してみてはいかがでしょうか。
転職なら


愛知県稲沢市生まれ。稲沢市が「日本四大植木産地」であることもあり、幼少期か ら植木に囲まれて成長。
東京農業大学卒業後、名古屋市内の造園会社に就職。 公園の設備工事から国交省事業の国道整備工事における土木及び街路樹等の植 栽工事に現場代理人として携わる。
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