これから造園業界に転職するにあたって、どんな志望動機を考えればいいのか分からない人も多いのではないでしょうか。
造園業界は未経験者でも積極的に採用しているので、面接時に何をアピールするのが効果的なのか知っておくと非常に有利になります。
同時に造園業界の将来性やスキル、資格なども合わせて知っておくと、転職した際に働きやすくなるでしょう。
それでは、造園業界に転職する際の志望動機などをご説明しましょう。
愛知県稲沢市生まれ。稲沢市が「日本四大植木産地」であることもあり、幼少期か ら植木に囲まれて成長。
東京農業大学卒業後、名古屋市内の造園会社に就職。 公園の設備工事から国交省事業の国道整備工事における土木及び街路樹等の植 栽工事に現場代理人として携わる。
ライター歴8年以上の中里 涼子です。 引っ越しや不動産投資、美容、医療、クレジットカード、ビジネス、ペット、株式投資、食品、健康、占い、住宅、宝くじ、防犯、リフォーム・リノベーション、ダイエットなどの多種多様なジャンルの記事を執筆しております。
目次
効果的な志望動機のコツ
効果的な志望動機のコツは、以下の通りです。
- 自然とのつながりをどう表現するか
- 理想の空間を創造する熱意
- 学び続ける姿勢と技術向上への意欲
それでは、効果的な志望動機のコツについてご説明しましょう。
自然とのつながりをどう表現するか
造園業は自然と密接なつながりを持つ仕事なので、自然とのつながりをいかに表現できるかどうかが重要になってきます。
そもそも造園業に転職したいという人の多くは、自然と触れ合える仕事がしたいという人なので、今まであまり触れてこなかった自然と触れ合えるチャンスと捉えている傾向にあります。
自然とのつながりを表現するときは、無理に壮大な内容にする必要性はありません。
確かに耳障りは良いかもしれませんが、それでは自然とのつながりを表現することはできないので、造園業として働く際に自然と触れ合いたいという関心があるという明確な志望動機でアピールできます。
理想の空間を創造する熱意
造園業は自然と触れ合えると同時に植栽や剪定など、一定の空間を彩るための理想的な空間を作り上げる職業です。
したがって、クライアントからの要望に応えるのはもちろん、それ以上のものを作り上げることができる熱意をいかにアピールできるかどうかが重要です。
一切の妥協を許さない理想空間を作り上げる熱意があれば、意欲を持って造園業に取り組める人材だとアピールできるでしょう。
学び続ける姿勢と技術向上への意欲
造園業は、とにかく幅広い仕事をするために多種多様な知識や技術を身に付けなければなりません。
特に未経験の人は右も左も分からない状態からさまざまな知識や技術を習得しなければならないため、常に学び続ける姿勢でないと長続きしにくいでしょう。
もちろん経験者であっても常に新しい知識や技術を身に付ける必要性があることから、未経験ならなおさら意欲的に技術向上を目指す姿勢をアピールする必要性があります。
造園業界に転職を考える前に知っておくべきこと
これから造園業界に転職するにあたって、事前に造園業界の現状や将来性、必要とされるスキルや資格について知ることが大切です。
本当に造園業界に転職しても良いのか、即戦力になるためにどんなスキルや資格が必要になるのかが分かれば、安心して転職を目指せるでしょう。
それでは、造園業界の現状と将来性、必要なスキルや資格についてご説明しましょう。
造園業界の現状と将来性
造園業界は、基本的に人手不足の問題があるので、職人の高齢化や技術継承の問題、危険な作業を伴うのが現状です。
特に職人の高齢化問題は深刻で、造園業を目指す若者が増えないと蓄積された技術やノウハウを継承することができません。
危険な作業を伴うことがある以上、早々に技術や知識などの継承ができるように人手不足の解消が急務となっています。
しかし、造園業界そのものの将来性は衰退するどころか需要が高まっているのが現状です。
道路や公園などの植栽作業や剪定作業、工場やマンション等の緑地スペースの確保など、必ず造園業が必要となる場面があります。
植栽や剪定、緑地スペースの確保、庭木の作業などが必要とされる場面は数多くあるため、将来性は高いと言えるでしょう。
必要とされるスキルと資格
造園業で必要とされるスキルは、以下の通りです。
- 技術や知識
- 身体的な能力
- チームワークとコミュニケーション能力
- 創造性とデザインセンス
- 問題解決能力
- 継続的な学習と向上心
造園業は基本的に植栽や剪定、施工技術や土壌管理といったさまざまな知識や技術、長時間作業ができる体力、周囲の作業員と一緒に連携して作業が進められるチームワークやコミュニケーション能力など、さまざまなスキルが求められます。
また、造園業に求められる資格は、以下の通りです。
- 造園技能士
- 造園施工管理技士
- 土木施工管理技士
- エクステリアプランナー
- グリーンアドバイザー
- 街路樹剪定士
- 樹木医
以上のように、造園業に関係する資格は多いです。
とはいえ、必ずしも以上の資格をすべて取得しなければならないというわけではありません。
働きながらでも資格取得を目指すことはできるので、まずは造園技能士や造園施工管理技士などの取得を目指すのがおすすめです。
未経験から造園業界へ転職するためのアドバイス
造園業は経験者じゃないとできないのではないかと思う人も多いかもしれませんが、必ずしも経験者じゃないとできないというわけではありません、
むしろ造園業は未経験者を積極的に募集しているため、臆することなく造園業を目指すことができます。
それでは、未経験者が造園業界で成功するためのポイントは、以下の通りです。
未経験者が造園業界で成功するためのポイント
未経験者が造園業界に飛び込むのはとても不安で緊張するかもしれませんが、未経験者からでも積極的に知識や技術、スキルを学んでいく姿勢、そして働きながら資格の取得を目指すやる気と情熱、意欲があれば問題ありません。
特に熟練の職人からどんどん技術や知識を吸収していく姿勢があれば、未経験者でも造園業界で成功できるでしょう。
志望動機でアピールするべき経験とスキル
志望動機でアピールするべき経験は、チームワークやコミュニケーション能力を駆使して成功させたプロジェクトがあること、長時間労働しても問題なく働けることなど、さまざまな経験があります。
他にも資格取得に向けた努力や自学自習、通信講座の受講、さらに職人や施工管理、事務職や営業職で培ったスキルなども存分にアピールできます。
面接での志望動機の伝え方
これから造園業に転職する過程で面接を行う場合、どんな質問をされるのか気になる人も多いのではないでしょうか。
どんな質問が来る可能性があるのかが分かれば、どんな解答をすればいいのか準備しやすくなります。
それでは、面接における志望動機の伝え方についてご説明しましょう。
質問される可能性のある具体例と模範解答
造園業における面接で質問される可能性がある具体例と模範解答は、以下の通りです。
・自己紹介をしてください。
はじめまして、私は〇〇と申します。〇〇大学に通う中で造園業についての知識を積み重ね、卒業後は3年間、造園業としての実務経験を積みました。これまでの経験から、お客様からの要望を的確に把握し、それ以上のものを制作できるようにすることを心がけながら実務経験を積んでいきました。
御社へ入社した場合は、これまで積み重ねてきたスキルを最大限発揮し、職場でのチームワークや資格取得を初めとする技術向上を目指し、お客様の要望に応えるために尽力していきたいと考えています。
・弊社に転職したいと思った理由を教えてください。
前職ではスキルの研鑽や経験の蓄積の機会を求めていたので、さらなる経験と学びを積み重ねるために新たな職場でチャレンジできることの中で興味を持ったのが造園業でした。前職で培ったスキルや知識を活かして、自己成長を促進する職場環境で貢献したいと考えています。
・志望動機は何ですか?
私は造園業に関して未経験なのですが、造園業について理解を深めるうちに造園業界に魅了され、情熱を持って取り組むことを志しています。造園工事には多くの知識や経験、スキルが必要ですが、未経験からでもさまざまな知識や技術を吸収するために学び続け、美しい環境を創り出す喜びが感じます。
増援業界で経験を積みながら、より良い景観を提供するために尽力したいと考えています。
面接で避けるべき一般的な過ち
面接で避けるべきなのは、態度の悪さや準備不足です。
造園業に限った話ではありませんが、態度が悪いと最も悪い印象を与えてしまいます。
背もたれに寄りかかったり猫背だったり足を開いたりする姿勢は非常に悪いです。第一印象は非常に大切なので、決して失礼のないようにしましょう。
また、控室等でもしっかりチェックされているため、常に礼儀正しい姿勢や態度を崩さず、常に誰かに見られている意識を持って面接に臨むのがポイントです。
そして、面接官と話す内容の準備も欠かせません。面接官の質問に答えられないのはもちろん、転職した後の将来性が語れるかどうかも重要です。
事前に話す内容をすべてまとめて、声に出して読んでみましょう。
まとめ:造園業界への一歩を踏み出すために
造園業界は深刻な人手不足に悩まされており、未経験者を積極的に募集しています。
造園業は常に技術や知識の研鑽を積み重ねる職業なので、常に学び続ける姿勢や意欲、熱意が非常に大切です。
未経験者でも姿勢や意欲、熱意があれば問題なく働けるため、興味がある人は是非とも造園業への転職を検討してみてはいかがでしょうか。