CADオペレーターの職種・職業とは|GARDEN-JOB | GARDEN-JOB

CADオペレーター CADオペレーター

CADオペレーターとは?

建造物を制作するためには図面が欠かせません。顧客のニーズに合わせて仕様やコストが決まり、それから設計されてから作られるのです。図面は設計から製造に移る時の「橋渡し」と言えるでしょう。
図面は工業、建築、土木、更には営業用の資料などにも使われます。
さて、図面作成には一定のルールがあります。形の描き方、線の太さ、文字の記入のルールなど。製造や工事に携わる人の誰が作っても間違いのない様にするためです。CADオペレーターはこの作図作業に従事します。
今の作図は物を制作するだけに留まらず、作図の際に入力されたデータは、部材の強度の計算や、営業用のパースの作成にも使われます。そのため、物の出来栄えや営業支援に深く関係し、収益にも関わる様な重要な仕事と言えます。

CADオペレーターの仕事内容・必要資格/スキル・給与について

CADオペレーター職の主な仕事内容と求められるスキル

基本は事務所における作図作業ですが、時として確認のために、顧客にヒアリングをしたり、現場に行ったりします。
作図のためには、ヒアリングの内容や現場の様子から必要な情報を的確に汲み取らなければなりません。そのために、情報を聞き出す能力は必須です。しかし、実際にはそれだけでは無く、自社の扱っている製品や工事の内容も把握している必要が物を作る上で重要なので、制作や工事の手順なども把握しておく必要があります。

求められる資格・スキル

必要な資格
        

    必須ではありませんが、下記厚生労働省の認定の資格はあると良いです

  • CADトレース技能審査
活かせるスキル・経験

パソコンやCADソフトの操作スキルが必要です。
ただし、設計部門を持つ企業の場合、設計担当者がCAD操作をしている場合が多く、その支援が仕事となることがあるため、作図スピードなどが設計者以上に要求されるケースもあります。
また、CADには3Dでの作図など、少し特殊な使い方もあります。このスキルが上がると設計部門の他にも活躍の場が増えるので、就職の場合などでも有利となるでしょう。

CADオペレーターの給与はどれくらい?

想定年収
460万円程度
想定月収
38万円程度
想定時給
2000円程度

CADオペレーターは専門性の高い職種ということもあり、収入は高めの場合が多いです。ただし、CADを扱う上でもスキルや経験の差があり、それが収入の差に結び付くこともあります。
例えば、一般的な作図作業であればCADの普通の操作で済むので、比較的平易でもあるため、高収入にはなりにくいかも知れません。
しかし、スキルを磨いて3次元CADを操作したり、それを元にパースを起こすことが出来る様になると、やはり収入に結び付きやすいです。難易度が高く、しかも専門性が高くなるほど収入に繋げやすいと言えるでしょう。
尚、CADオペレーターであっても就職先によって収入に差があることは確かです。例えば小さな事業者が雇う場合と大きな企業が雇う場合では条件が違います。会社を調べる時に、どの様な作業範囲になるかを確認するのがおすすめです。

CADオペレーター職は未経験からでも挑戦できる?

CADオペレーターは経験が無かったとしても、CADを扱うスキルがあるならば就職は可能です。しかし、業界の経験が無い場合には、収入が低くなるケースも出て来ます。
例えば、自動車や船舶の部材や部品を作る図面を描いて来た人に、土木の図面を最初から描いてもらうのは簡単ではありません。確かに形状を描くだけならば作業は可能でしょうが、やはり現場を知ることは大切です。
また、CAD操作の経験が浅い場合、あるいはデータの活用が上手く出来ない内は、やはり収入は低めになります。CADで入力したデータは単に物を作るだけでは無く、力学計算などに使われることも少なくありません。それらへのデータの応用が可能にまでなれば、CADオペレーターとしてのスキルが重宝され、収入も上がることでしょう。

よくある質問

  • CADに慣れるにはどれくらいの期間が必要ですか
    人にも寄りますが、パソコンの操作と図面に関する知識を持っていれば、それほどに長い期間は掛かりません。確かにソフトに慣れる必要はありますが、数か月で慣れることと思われます。
    しかし、材料などのベースとなる知識が乏しい場合には、それらの習得が必要になりますので、時間はやはり掛かってしまいます。
  • CADのデータ活用について教えてください
    CADのデータ活用には、先に挙げた力学計算やパースなどの活用方法もありますが、部材の加工や発注などにも役立ちます。
    一般に図面は「納まり」「組み立て」「加工」「部品」などに分けられますが、CADで作図する場合には、全体の納まりや組み立てを描いた後に、入力したデータから部材の加工図や部品図を起こすことが可能です。そして、それらの図面は部材の制作工場や部品業者に送られ、時には自動工作機に入力されて物を作ります。
    この作業、CADで無い場合には、データの転用が出来ないので、非常に手間が掛かります。CADは物作りの面で非常に強い武器。データ活用を進めれば更に強力になるのです。

採用担当者さまの声

実際にGARDEN-JOBで採用募集をされている(された事のある)企業さまから、CADオペレーターがどんな方におすすめか?どんなスキルが必要かなど気になる疑問を聞いてみました!
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  • CADオペレーターはこんな人におすすめ!

    CADオペレーターに要求されるのは、単に図面を描く能力だけではありません。営業や製造現場、製品企画などから来る情報を的確に聞き取り、その上で図面する能力が必要です。
    そのためには、業界の知識も去ることながら、材料に関する知識、加工や工事に関する知識も要求されます。その様な知識を習得するためには、やはり自己研鑽が重要となります。就職後も自分磨きは必要なので、職務を通してレベルアップしてください。

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