造園施工管理の職種・職業とは|GARDEN-JOB | GARDEN-JOB

造園施工管理 造園施工管理

造園施工管理とは?

造園施工管理は造園の仕事の現場で品質管理や安全管理など指揮管理全般を担当する職種です。
造園とは主に庭や公園、ビルの屋上の屋上緑化を植栽などで緑化する工事の管理監督する仕事のことで、緑化帯の木々の剪定や移植、花壇の造成なども行います。
造園施工管理はそれらの仕事がスムーズに進むよう、クライアントとやり取りしたり物品や重機の手配をしたり、現場で指揮監督をしたりなど、造園工事の現場を管理する責任者として対応する仕事です。
造園工事の現場で体を動かす業務をこなす職人さんも、剪定や植栽管理に関する専門的な知識や技術が必要ですが、造園施工管理はクライアントや職人さんとやり取りするコミュニケーション能力、物品の手配や工程管理を行うマネジメント能力、それに加えて現場での実務経験やスキルなど、いわゆる造園工とは一味違ったスキルを求められます。

造園施工管理の仕事内容・必要資格/スキル・給与について

造園施工管理の主な仕事内容と求められるスキル

造園の現場で、職人さんがスムーズに仕事できるように手配や管理を行う仕事です。
施工計画から工程管理、資材や重機などの手配、現場での指示出しや安全管理など、工事に関わる管理全般を行います。
また、請求書や注文書など、事務的な書類をつくるのも造園施工管理技士の仕事の一つです。
現場では経験豊富な職人さんに指示出しをしなければいけないので、自身も現場で働いた実務経験やスキルなど、現場を見れる力を持っている必要があります。
小規模な造園会社では、現場で職人さんとして剪定や伐採もしつつ施工管理を並行して行っているところも少なくありません。

求められる資格・スキル

必要な資格
  • 造園技能士
  • 造園施工管理技士
  • 街路樹剪定士
  • 公園管理運営士
  • 樹木医
  • 中型自動車免許
  • チェーンソーによる伐木等特別教育
活かせるスキル・経験
  • 造園工としての現場での実務経験
  • 経理事務やオフィスソフトの操作経験など、一般的な事務職の経験
  • ガーデニングや盆栽など、植物を扱う趣味
  • ビオトープ管理士やマツ保護士、樹木医など、その他関連する資格

造園施工管理の給与はどれくらい?

想定年収
400万円~700万円程度
想定月収
30万円~60万円程度
想定時給
1875円〜3750円程度

一般的な造園工に比べて、給料は高くなる傾向にあります。資格や実務経験が必要だったり、安全管理など責任が生じる場面が多いためです。造園工のキャリアアップの選択肢の一つとして考えて良いでしょう。
現場での実務経験の豊富さや、造園施工管理技士1級のような資格の有無などが評価の対象となり、それによって最初の給料も変動する場合が多いです。資格の有無やランクによって資格手当がでる会社もあります。
造園施工管理をやりたい!という場合は、面接の通りやすさなども考えてそれらのスキルや資格を身に着けておくのがオススメです。
会社によっては社長や重役が現場に出つつそのまま施工管理としての仕事をしている場合も少なくないので、元から施工管理職として募集しているところに応募するのが良いです。

造園施工管理は未経験からでも挑戦できる?

造園の現場を全くの未経験の状態で雇用されるのは少し難しいです。
そもそも造園施工管理技士など実務経験必須の資格を応募条件に置いているところが多いですし、何より現場の動きや植物の扱いをそれなりに心得ていないと、指示出しも何もあったものではありません。
まずは現場で剪定の仕事から下積みをしていって、どんな仕事があるのか、どんなやり方で作業すれば良いのか、どんな工程をふめば効率が良いのか、十分に体で理解してから臨むのが良いでしょう。
応募条件によく用いられる造園施工管理技士は、級や最終学歴によって受験に必要な実務経験の年数が変わってくるので、資格を取ってから挑戦してみるというのもアリです。
また、中型自動車免許など、現場で使える資格は他にもあるので、現場で下積みをしつつそれらの資格の取得を目指してみるのもオススメです。

よくある質問

  • 何年くらい造園の経験があると良い?
    資格の有無や自身の経験により様々です。
    造園施工管理技士2級についていえば、最終学歴(高卒であるか、大卒であるかなど)などに応じて1~3年、1級では3~10年の実務経験が必要です。
    ただしそれだけ実務経験を積んで資格さえ取れば良いというものでもなく、自身が責任者として的確であるか、現場の仕事を理解できているかなど考える必要があります。
    そうでなければ施工管理の職につけたとしても職人さんとトラブルになったり適切な施工管理ができなかったりなど、うまくいかない可能性があります。
  • 学生のうちに勉強しておいた方が良いことは?
    あった方が良い知識は多岐にわたります。
    植物の生理生態から見た剪定や移植の方法や、その場所に植えるのに適正な種類の植物、見栄えの良い仕立て方などは樹木医や造園施工管理技士のテキストからも学べるし、あると必ず役に立ちます。
    他にもビオトープ管理士などの資格の取得を目指してみても良いでしょう。それ以外にも造園工事にかかわりのある都市公園法や道路交通法など各種法令の知識もあると良いです。
    そして、現場で何より大切なのは的確に指示を出して現場の人間関係を円滑にするコミュニケーション能力だったりします。人がたくさんいるうちに良好な人間関係作りを実践しながら学んでみるのもオススメです。

採用担当者さまの声

実際にGARDEN-JOBで採用募集をされている(された事のある)企業さまから、造園施工管理がどんな方におすすめか?どんなスキルが必要かなど気になる疑問を聞いてみました!
造園施工管理のお仕事探しにお役立てください!

  • 造園施工管理はこんな人におすすめ!

    責任は大きいですが、やりがいのある仕事だと思います。
    造園の仕事の多くは生きている植物が相手なので、思った通りにいかないことが多々あります。また、多くは道行く人たちや公園に遊びに来た人などたくさんの人に仕事の成果を見られるので、あまりごまかしがききません。それらの仕事をたくさんの職人さんと造り上げていくのは、造園の仕事の醍醐味の一つです。
    モノづくりの仕事が好きな人だとか、みんなで一つのものをつくることが好きな人などが向いている職業だと思います。特に求められるスキルとしては、コミュニケーション能力が挙げられます。現場で培った技術や知識も大事なものなのですが、やはり職人さんと仲良くして、クライアントの意図を理解した指示を出すには一定以上のコミュニケーション能力が必須です。それに説得力を持たせるのに専門的な技術や知識が必要、というところです。
    造園施工管理技士の資格は必須の場合もあるし、必須でなくても仕事が入札しやすくなるという側面もあるので必ず取っておいた方が良いです。造園のエキスパートであることが前提の一つとしてあるので、やや高度な仕事といえます。

採用お祝い金がもらえる求人サイト【GARDEN-JOB(ガーデンジョブ)】とは?

造園施工管理をはじめ、造園職人や庭師、外構職人や左官職人、エクステリアなどの金物系職人、また、現場を監督していく施工管理技師など、庭に関する工事の職人さん、造園・外構業界の現場監督さんの転職に特化した求人情報をお届けしています!

GARDEN-JOBを通じて入社決定すると最大5万円の入社お祝い金がもらえます。
就職・転職活動を頑張った自分へのご褒美や、新たに始まる仕事に向けての準備・工具類などの費用にお使いいただけます!

まずは、トップページから希望のエリアを選択し、お仕事をお探しください!

気になることはこちらから運営会社までご相談ください。